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◎ポイント3 給与待遇
次は給与待遇の面から就職を考えてみましょう。もちろん、誰だって給与待遇のいい会社に入りたいと言うでしょう。ただし、こういう条件がついたらどうでしょう。
(1)A社は給与待遇は抜群にいいけれど、徹底的な能力主義でメチャクチャ働かされる。若 手社員だってリストラの対象となるし、逆に、20代で1千万円稼いでいる人もいる。
(2)B社は給与待遇は普通だが、社風は穏やかで家族主義的なところがある。いまだに年功 序列を大切に守っている。
(3)C社は給与待遇は決してよくないが、若手社員の発想を重視して仕事をまかせてくれる から、社員は楽しそうに働いている。
給与待遇がよくて、穏やかで、活躍の場を与えてくれる会社があれば一番いいのですが、なかなかそんな三拍子そろった会社はありません。何かが欠けているものなのです。それが会社の個性でもあります。
さて、上記の三社があなたの志望業界にあったとしたら、どれを選びますか?
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このとき一つの選択ポイントは先にあげた「社風」ですが、それに加えてもう一つ大切なポイントになるのが「働く目的」です。
たとえば、「早くまとまったお金を手にして、それを元手に事業を興したい」と考えている人は、いくら仕事がきつくてもA社を選ぶべきでしょう。「お金よりも自分のやりたいことを試してみたい」と考えるなら、C社が適しているのではないでしょうか。また、「一生同じ会社に腰を据えて、じっくり仕事をしていきたい」人にはB社が最適です。
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このように「働く目的」を重視して会社を選ぶという方法もあります。この選び方では、目的がはっきりしていればいるほど、会社の絞り込みは容易になります。とりあえず就職してみてから…というのではなく、最初に自分のライフプランを大筋で立てておいて、会社選びもその一環として考える方法なのです。これなら、成功しても失敗しても、自分で納得のいく就職ができるはずです。
◎ポイント4 企業規模
大企業と中小企業の選択も就職のポイントです。一昔前なら、「大企業に就職すれば潰れないし、一生食いっぱぐれることはない。厚生施設もいいし、企業年金もあるし」と、大企業礼讃ムードがありました。しかし、最近は大企業もバタバタ行くし、リストラもあるし、企業年金もピンチだし…といった具合で、大きければ天下泰平とは言えなくなっています。
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一方の中小企業も決して楽ではありません。資金繰りが悪化しても、大企業と違って借金を棒引きしてもらえるわけではないし、運転資金すら貸してもらえないような状況です。
どちらが潰れやすいかと言えば、大企業よりも中小企業のほうが割合としては大きいのです。大企業のように派手でない分、目立たないだけです。
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こうなると、どっちがどっちと言いにくいのですが、将来はともかく、今現在の安定を望むのならば、大企業に就職するのがいいのでしょう。大企業には優秀な人材が集まってきます。その中で揉まれながら身につくことは少なくないはずです。将来そうした仲間たちとネットワークを組んで仕事をしていける可能性もあるかもしれません。それに転職や独立の際にも、大企業にいたという肩書きは無駄にならないでしょう。
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しかし、早く実力をつけたいと願う人は、あえて中小企業を選択する手もあるのではないでしょうか。多くの中小企業は優秀な人材を待ち望んでいます。それだけチャンスも与えられます。実戦の中で鍛え上げられた力というのは、結構役に立つものです。大企業の肩書きはあって無駄にはならないけれど、肩書きがなくても実力があれば、むしろそちらのほうが強いとも言えます。
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自分のやりたいことが明確になっていて、そのために必要な技術や能力がわかっている人は、それを磨ける中小企業を選ぶのは決して悪い選択ではありません。一方、大企業の中でしか自分のやりたいことは実現できないと考える人は、迷うことなく大企業を選ぶべきでしょう。
◎ポイント5 先見性
「将来、この日本に、地球に何が起きるのか、そのとき求められるものは何か」と未来を予測し、それを現在にフィードバックして仕事を選ぶという方法もあります。一寸先は闇などと言いますから、正確な未来予測なんてできないかもしれませんが、世間に流れている情報の中から自分で「もっともだ」と思えるようなことを探してみれば、いくつかの予測は誰にでもできるものです。
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たとえば、遺伝子治療によって予防医学が発達するとか、人口爆発で食糧不足が懸念されるとか、化石燃料の枯渇で新たなエネルギー開発が焦点になるとか、オゾンホールの拡大などで地球環境に深刻な問題が生じるとか…。今思いついたことを書いたにすぎませんが、なんとなくもっともらしいと感じられるのではないでしょうか?
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こうした予測を仕事に結びつけて考えると、医療・食糧・新エネルギー・環境などに関連する職種には将来性があるということができるかもしれません。ならば、そういう仕事を探してみるのも一つの方法と言えるでしょう。IT革命が起こってしまってから有力なIT企業に就職するのは難関ですが、今から5年か10年前ならば、そんなことはなかったはずです。これと同じことで、今から5年後10年後に起こることを見越して、その関連企業に入っておくという方法だってあるはずです。
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これは今だからできること。先にツバをつけておいた者の勝ちです。ただし、先見の明がはずれることもありますから、よくよく思慮する必要があることは言うまでもありません。
以上、5つのポイントから就職に成功するコツを述べてみました。会社選びに迷ったときには、自分の優先順位にしたがって利用してみてください。 |
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