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★流行の資格取得を目指すなら
まず有利な資格について考えてみましょう。有利というのは、「価値がある」と言い換えてもいいと思います。価値ある資格とは、需要に対して取得者の数が少ない資格です。たとえば、今で言うならばIT関係の資格や介護関係の資格は有望と言えるかもしれません。また、「弁護士の数を増やそう」という論議が盛んになっていますから、難関ではありますが、今後は弁護士資格を目指す人も増えてくるでしょう。
ただし、こういう需要のある資格はすぐに人気資格になりますから、やがては先に述べたように資格者同士の競争がはじまることになります。
こんなことがありました。八〇年代の後半、土地ブームのころの話です。当時、宅地建物取引主任者、いわゆる「宅建」の資格が大人気になりました。専門学校の宅建講座には受講生が殺到し、資格試験の受験者も急増しました。就職先も豊富にあり、しかも、資格取得者は給与で優遇を受けられることもあって、男女を問わずに人気資格になりました。
しかし、バブルが崩壊してしまうと一転、波が引くように宅建人気はしぼんでしまいました。今でも宅建の資格者を求める求人はありますが、一頃に比べるとすっかり沈静化しています。
資格にも流行があります。流行の資格を目指すのなら、その波に乗り遅れないうちにとってしまうことが大切です。
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★いつの世にも必要な資格がある
今が旬の流行の資格とは別に、いつの時代にも必要とされる資格もあります。たとえば、簿記や税理士、公認会計士といった資格は、いかに経理がコンピュータ化されたとしても需要はなくなりません。経理は会社の根幹をなすものであり、仕組みがわかっていなければ十分に対応できない仕事だからです。社会保険労務士のような資格も、同様の価値がある資格だと言えます。
また英語の資格なども、今後の社会の流れをとらえれば、一時の流行ではなく、長くすたれることのない資格と言えるでしょう。
そういう意味では、これらの資格は、とっておいて損のない資格と位置づけることができると思います。ただし、英語の資格の場合は種類がたくさんありますから、できるだけ世間に認知されている資格にトライしてみることをおすすめします。
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★変わりゆく資格の価値
一方、せっかく資格をとっても、あまり転職の役に立たないものもあります。それは、かつては花形であったけれど、仕事そのものが変化したり、なくなってしまったような資格です。たとえば和文タイプの資格は、ワープロの登場とともにすたれてしまいました。そのワープロの資格も、コンピュータの普及によって、あまり省みられなくなりました。同様に、ソロバンの資格も、電卓の登場によって、かつての輝きを失ってしまいました。このように技術の発展とともに仕事の質が変わり、その結果、必要とされなくなったり、ランクが格下げになった資格があります。
また、資格のレベルが分かれているものの場合、低いレベルではほとんど意味をなしません。たとえば実用英語検定三級などは、たとえ取得していても「履歴書の資格欄に書けない資格」だと言われたりします。あまりにもありふれているために、価値がなくなっているのです。秘書検定の三級なども、この傾向があります。このように、誰もが持っている資格というのは、自分PRの材料としては魅力に乏しいと言えるでしょう。
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資格の価値は時代とともに変わります。したがって、資格を持っていても役に立つこともあれば、役に立たないこともあります。だからといって、興味もないのに「流行の資格だからとっておこう」という考え方にも問題はあります。
時間とお金をかけて資格をとるのなら、あくまでも自分のステップアップの材料として使いたいものです。そのためには、「最初に資格ありき」ではなく、最初にライフプランがあり、その求めに応じて必要な資格を身につけるほうが、無理なく無駄なく有効に資格を役立てることができると思います。 |
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