|
「働く目的なんて人さまざま」と思いがちですが、大きく分けると、おおよそ5つのグループにまとまります。そのグループとは次の5つ。みなさんの「働く目的」も、この中にあるのではないでしょうか?
◎グループ1 お金を稼ぎたい
私たちの生活の三大要素は「衣・食・住」と言われますが、これをまかなうためにはお金が必要です。昔は物々交換という方法で、余っている物を足りない物と取り替えながら暮らしていました。でも、人間の暮らし方は変わり、今はお金という交換手段を使って生活に必要な物を買う、という方法を用いています。そして、この生活手段であるお金を得るために、私たちは働かなくてはいけないのです。
※
そのため、お金を稼ぐために働くことは、ほとんどの人の「働く目的」になっています。「働かざる者、食うべからず」という言葉がありますが、働かなければ食べていけないというのは本当です。おいしいものを食べるために働く、家を買うために働く、きれいな服を着るために働く――これらは私たちが働く最大の理由です。
※
ただし、同じお金を稼ぐにしても、「世界一の大金持ちになりたい」という人もいれば、「そこそこゆとりがあるぐらい稼ぎたい」という人もいます。また、中には「食べられればそれでいい」とか「家計の足しになればいい」という人もいるかもしれません。「大金持ちになりたい」人にとっては、お金を稼ぐことは何よりも重要な働く目的になりますが、「ほどほどでいい」人にとっては、お金は大切だけれど他にも大切なことがあるということになるでしょう。
※
つまり、「お金を稼ぐ」ことは働く大きな目的ではあることは確かなのですが、それがすべてではないとも言えるのです。
◎グループ2 自分の能力や技術を活かしたい
お金以外の働く目的にはどんなものがあるでしょうか。第一には、「自分の能力や技術を活かしたい」という目的で働く人がいます。人には誰でも自分だけが持っている特性があります。それを活かして生きていくことができれば、充実した人生を送ることができそうです。
※
たとえば、コンピュータが大好きな人は、コンピュータ会社に就職すれば仕事の満足度は高くなるでしょう。自然の中にいることが大好きな人は、アウトドアでできる仕事につけば楽しく働けるでしょう。絵が上手な人は、イラストレーターや画家になれれば喜びを感じるでしょうし、歌のうまい人は歌手になりたいと思うかもしれません。
※
本当にそうなれるかどうかは別の問題ですが、人間には、「自分の能力や技術を活かして働ければいいな」という気持ちが心のどこかにあるものです。その気持ちを大切にして、自分の「働く目的」にするのもいいことだと思います。
※
能力や技術を高めて、それが人に認められれば、生活に必要なお金も十分に稼ぐことができるはずです。そうなれば、「やりがい」や「生きがい」を実感しながら働くことができるようになるでしょう。働きがいのある仕事というのは、そうしたものだと思います。
|
|
|